由布院へ着きました。30年ぶり、たぶん4度目の再訪です。>> プロローグから見る
--由布市ツーリストインフォメーションセンター(2018)坂 茂駅前の観光案内所のような施設です。単純なフラットルーフをたいへん複雑な架構で支えています。柱は由布院の頭文字のYの字がモチーフになっています!って事でしょうか、この場所でその事にどれだけの価値があるのかと、違和感のある佇まいを見て思います。
由布院の現代建築は、勾配のある屋根と黒い板張りのエクステリアと白いインテリアって決まっていたはず(?)です。
--由布院駅舎(1990)磯崎新磯崎さんの駅舎も黒と白で、アールだけど勾配屋根です。
それはなぜかというと、彫刻家の末田龍介さんと造形作家の末田栞さん夫妻が創作をしながら生活を営む、この個人美術館が由布院の魅力のひとつの原点だ(?)から。
--
末田美術館(1981)原広司
私が建築に向かう気持ちは、33年前にここを訪れた時に目覚めました。感慨深い思いで再訪したところ、しばらく閉館状態な感じです、近所の方の話では、末田さんは体調がよくなくて入院しているとのこと、そう言われてみればお二人ともご高齢のはず、いろいろが心配です。
--
--
祝祭の広場(2019)ヨコミゾマコト
移動式の2つの大屋根でつくる駅前広場。
大分駅北口の夜景が、すごくいい感じでした。杉板が張られた軒天全体が照明器具のように浮かびあがって、その反射光で足元を明るくしています。照明計画は大光電気とのこと。>> 宮崎〜阿蘇編につづく