九州の2日目は日向からスタートです。>> プロローグから見る--日向市庁舎(2019)内藤廣4周にテラスを廻し日除けルーバーを装備して小巾板の外装で仕上げ、安曇野市庁舎とよく似た意匠でまとめられていますが、日向のポイントは、ところどころ広く取られたテラスです。外部階段から直にアクセスできます。周南に重なります。寒冷地の安曇野から見ると、南国はプランの幅が広がって、その点はいいなぁ。
--日向市駅(2008)内藤廣高架橋のプラットフォームの駅舎です。反復する構造がむき出しのデザインが、内藤さんの建築の魅力のひとつです。ここの屋根架構は、地産の杉で作った集成材を使ってデザインされています。屋根架構を支える柱は細い部材を組み合わせた鉄骨トラスで構成しています。そのことで屋根架構が重厚さと存在感を増して見えます。なるほどこんな構成もあるんだなぁとプラットフォームを見学して”たんの″していましたが、後で図面集を見たら、他にもいろいろと見所があったみたい。
本日の建築巡りはこれで終了して、あとは観光です。高千穂に寄って阿蘇を廻って大分へ帰ります。高千穂へ向かう途中に物産店や飲食店などが寄せ集まった道駅のような元気村で昼メシに。
--早日之峰 光自然農場、地鶏カレー(700円)にチキンカツのトッピング(200円)そおいえば、一昨日の昼メシもカレーでした。
名神高速、下り線のびわ湖を望む大津SA。この頃のSAのフードコートは侮れませんね。--
橋を渡り継ぎ谷を下り高千穂峡へ。
渓谷の遊歩道からは3つの上路式アーチ橋が重なって見えました。高千穂三段橋と呼ばれているそうです。
手前は『神橋』(1947)全長31m、石橋風ですがコンクリート製石張り仕上。
上に架かるのは『高千穂大橋』(1955)全長96m
遠くに見えるのは『神都高千穂大橋』(2003)全長300m、高さ115m
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高千穂峡の鉄板、真名井(まない)の滝、落差約17m。
高千穂峡をボートで楽しみました。6,000円/30分@3人、価値ある30分でした。この光景を橋の上から眺めたのは33年前、今日のこの時を思いもしなかった。
そして、阿蘇山へ向かいました。外輪山の内に街が広がる独特な風景や、中岳山頂に近づくにつれて一木一草も無い荒涼とした光景に、車内は驚きの声が続きました。
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阿蘇山山頂
ホテルに帰り、今夜も街に呑みに繰りだしました。
でも明日は早朝に発つので、今夜は早く寝ましょう。
レンブラントホテル大分、デラックスツイン、素泊り10,450円(3名)×2泊。