高知を後にして、帰路に着きます。22年前の夏に上の子供達を連れて高知にキャンプに来た時はたいへんキツいドライブでしたが、長距離疾りに慣れたのかクルマがいいのか、その時よりもずいぶん余裕な感じです。(女房は安曇平〜松本平の外は一切運転しないので、全行程を私が運転ですが、バイクに比べればずいぶん楽ですね)>> プロローグから見る
そこで寄り道することに。なるほどいたる所に平家の落人伝説があるわけだわ、と納得する深い山中に分け入りました。
--祖谷(いや)のかずら橋(国・県指定重要有形民俗文化財)通行料大人550円、小人350円、料金の払い戻しはいたしませんの注意書きアリ橋を渡り始めて注意書きの意味を理解しました。高いところが苦手の私、すぐに引き返したくなりました。息を止めて一気に渡り切り、私に輪を掛けて臆病者の次男を待ちます。
長さ44.5m、幅1.4m、水面上11.8m、吊り橋、約5tの白くちかずらで作られ、3年ごとに掛け換えているそうです。
--
琵琶の滝
かずら橋のすぐ先に滝がありました。平家の落人が京をしのんで琵琶を奏でて慰め合っていた滝とのこと。落差約50m。
--落合集落(重要伝統的建造群保存地区、世界農業遺産)谷を挟んで向かいの山の斜面の標高差390mに広がる農村集落を眺めます。標高、傾斜度、日照、気候、地勢、地質に応じた多種多様な農作物を栽培している、循環型の持続可能な集落とのこと。ここに到着するまでの山の斜面には幾つも同じような集落が目に止まりました。地元では「ソラ世界」と呼ばれているそうです。
淡路島を経由して帰ります。四国を抜けるGoogleマップ推奨の短時間ルートがずいぶん遠回りなうえに高速道路使用だったので、逆らって短距離ルートを選択したところ、これが我が人生最悪の道路でした、、徳島県道261号(だと思う)、一車線ギリの幅、ガードレール無し、行けども行けども山の中、民家無し、電線無し、対向車無し、先行車の気配も無し、Googleマップの到着予定時間は次第に遠ざかり、引き返そうかと思った時は手遅れで、事故ればもちろんのことクルマがトラブったら遭難するかもの恐怖でノドはカラカラ、ようやく集落が現れ国道に合流した時にはどんなに嬉しかったことか。
5年前に鳴門の渦を見た道の駅うずしおを再訪、恵太もずいぶんお兄ちゃんになって、小人から少年になる姿を見ていると、嬉しくもあり、寂しくもあり。全国ご当地ハンバーガーグランプリ1位のハンバーガーの昼めし。あわじ島オニオンビーフバーガー(660円)
淡路島で、女房が五色浜に行きたい!というので慶野松原を再訪しました。ここは22年前の高知キャンプ2日目に巨大台風接近の報で慌てて四国を撤収して避難生活を送った懐かしのキャンプ場、色とりどりの五色の小石が美しい海岸です。台風の影響でずーっと雨の中を時々小石を拾いに出かけてテントの中で品評会した思い出をトレース。
おしまい。