この辺りでは迎え盆のお墓参りには迎え火に「かんば」を焚きます。「かんば」とは白樺の樹皮ですね。お墓でひとつひとつの石塔の前で「かんば」を焚いて、ご先祖様をお迎えして、おんぶして帰り、木戸先と玄関前と順番に焚いて、家の中へお通しします。
今年の迎え盆は雨降りで、いつもと違う雰囲気の「かんば焚き」でした。そおいえば、物心ついてから半世紀あまりの記憶を振り返れば、雨降りの迎え盆は初めてなのでは、と思います。
発達した秋雨前線が停滞していて、しばらく雨が続くとの予報です。このごろの異常気象で災害が心配される地域が多いですが、私の安曇野は今のところ平穏です。日頃の態度には表さないけれど、心底ご先祖様に感謝しています。ありがとうございます。